
The story of revolution
About STRiDA
STRiDAは、イギリスのマーク・サンダース(Mark Sanders)によって1980年代に開発された、折りたたみ自転車の革新的なデザインで知られています。その開発の背景には、「都市通勤に最適な折りたたみ自転車を作る」という明確なビジョンがありました。

開発のきっかけ
マーク・サンダースは、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で工業デザインを学んでいた際に、自転車のデザインに興味を持ちました。当時、既存の折りたたみ自転車はコンパクトに収納できるものの、折りたたみや持ち運びが不便だったり、走行性能が十分でなかったりするものが多くありました。
彼は、「軽量で、簡単に折りたため、持ち運びがしやすい自転車」という新しいコンセプトを考えました。
独自の三角形フレーム構造
STRiDAの最大の特徴は、従来の自転車とは異なる三角形のフレームデザインです。
このデザインにより、
・簡単に折りたたむことが可能(3秒程度で折りたためる)
・折りたたんだ状態でキャスターのように転がせる
・軽量で持ち運びしやすい
といった、都市での利便性を追求した設計になっています。
また、STRiDAはチェーンではなくベルトドライブを採用しているため、メンテナンスが少なく済み、服が汚れにくいというメリットもあります。


新時代の折りたたみ自転車
2025年春、STRiDAは新たな時代に向けた折りたたみ自転車STRiDA rabbit シリーズを発表しました。
1987年以来、独自の三角フレームデザインで多くのオーナー達に愛され続けてきたSTRiDAですが、変化するライフスタイルに対応し、STRiDAの新
シリーズとしてSTRiDA rabbit を発表、STRiDA rabbit は新たな世代へ
向けた挑戦を形にしたモデルです。
STRiDA rabbitの由来は、オリジナルキャスタースタンドを上げた際にうさぎの耳のように見えるデザインから名付けられました。
また、Daily useとして都市の中で素早く小回りが利く、まるでうさぎのような機動性を持つ乗り物をイメージしたネーミングです。

製品化と市場展開
1987年に最初のSTRiDAが発表されると、そのユニークなデザインと機能性が評価され、都市型モビリティの新しい選択肢として注目されました。
その後、改良が加えられながら、STRiDA 2、STRiDA 3、STRiDA 5などのモデルが登場し、現在ではSTRiDA EVOなどの最新モデルが販売されています。
特に、ヨーロッパやアジアの都市部で愛用者が多く、日本でもデザイン性と実用性を兼ね備えたおしゃれな折りたたみ自転車として人気があります。

STRiDAの現在と未来
STRiDAは進化を続け、新素材の採用やさらなる軽量化、快適性の向上が進められています。
環境に優しい移動手段としても注目され、都市のエコモビリティとしての需要がますます高まっています。
革新的なデザインと持続可能性への取り組みにより、STRiDAはこれからの都市型サイクリングの未来を切り拓いていきます。


